2006 VOL.115 No.3  
 表紙写真
ヨーロッパの終わるところ,アゾレス諸島

End of Europe: Azores Islands

 ヨーロッパの最西端は大西洋上のアゾレス諸島(ポルトガル領)にあり,ヨーロッパ大陸から1900km,アメリカ大陸から3900kmの位置にある.
 アゾレス諸島は東西600kmに広がる8つの島々からなり,すべてが火山島である.大西洋中央海嶺をまたぐように位置し,2つの島が中央海嶺の西側に,6つの島が中央海嶺の東側にある.アゾレス諸島は,1427年ポルトガル人のディオゴ・デ・シルベスによって発見され,1440年頃からポルトガル人の移住が始まった.諸島の総面積は2300km2(ほぼ東京都と同じ)で,現在24万人の人々が暮らしている.
 写真は,アゾレス諸島のほぼ最西端に位置するコルボ島の山頂カルデラ(直径2km)を撮影したものである.カルデラ西側(右側)は,波や雨風の浸食によって約500mの断崖絶壁になっている.コルボ島は面積がわずか17km2の小さな島で,このカルデラは数万年前にできた.数千年前の噴火では島の南側から溶岩が噴出して海岸に平坦地ができ,島の住民400人はこの平坦地に住んでいる.アゾレス諸島の緯度は北緯38°(仙台とほぼ同じ)で,周囲を暖流であるメキシコ湾流が流れるために,月平均気温が13℃〜22℃と温暖で雨にも恵まれている.このため,放牧によって牛などを育て,乳製品によって生計を立てている.

(撮影・解説:白尾元理,Photo & Explanation:Motomaro SHIRAO)
   
目 次
English
本文PDF
 特 集:地盤・岩盤と間隙水の力学的相互作用と地下流体挙動
     Herbert F. Wang(翻訳:徳永朋祥) 序文:地盤・岩盤と間隙水の力学的相互作用と地下流体挙動
253-256
58KB
徳永朋祥 特集「地盤・岩盤と間隙水の力学的相互作用と地下流体挙動」:イントロダクション
257-261
95KB
徳永朋祥 準静的多孔質弾性論に基づく地盤・岩盤と間隙水の相互作用と地球科学的意義(総説)
262-278
739KB
浦越拓野・細谷真一・徳永朋祥 周期的な間隙水圧変動を利用した水理特性評価技術の適用深度の検討―気圧変動と波浪を利用した評価例―(論説)
279-294
1.8MB
小高猛司 地盤防災に対する数値地盤力学―地盤材料・間隙流体相互作用のモデリング―(論説)
295-308
965KB
芝崎文一郎 ダイラタンシーによる間隙水圧の変動を考慮した地震発生過程のモデル化(論説)
309-325
1.7MB
小川勇二郎・田中勝法・鈴木清史 未固結〜半固結堆積物中の変形構造形成の解釈(総説)
326-352
732KB
氏家恒太郎・山口飛鳥・木村 学・久光敏夫・平 朝彦 プレート境界断層が海溝から地震発生深度にかけて発達する際の流体挙動(論説)
353-366
1MB
三ケ田均・家長将典・後藤忠徳・笠谷貴史 南海トラフにおける間隙水挙動に関する研究の現状と間隙水圧観測の意義(総説)
367-382
669KB
遠藤 猛 音波検層データをつかった地層透水性の評価(英文)(論説)
383-399
985KB
吉村公孝・大久保秀一・山根一修 海底電磁法探査による伏在断層や地下水理情報の取得可能性について(論説)
400-415
1.7MB
光畑裕司 電磁探査法による海岸平野における高塩分地下水調査―九十九里浜平野における例―(論説)
416-424
601B
 
ニュース
425
23KB
協会記事
426-427
39KB
会 告
428-429
38KB