「自律型海中ロボットが深海底を見る」

浦環氏(東京大学生産技術研究所教授)

平成23年1月20日(木)14時00分より
東京地学協会講堂において

要旨
自律型海中ロボットとは、「しんかい6500」のような有人潜水艇のように人を海底に送り込まず、「ハイパードルフィン」のようなROV(有索無人潜水機)のようにケーブル付きでなく、全自動で深海に潜り、観測するロボットである。2000年になって自律型海中ロボットは科学に、産業に役に立つ情報を深海底からもってくるようになってきた。海面の船から、狭い有人潜水艇やROVから見ていたのとは全く違った情報を我々に提供しはじめている。最新鋭ロボット達と取ってきた最新情報を紹介する。